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ソーシャル脳力

ソーシャル脳力は、他人と付き合い、接するときに、相手の感情の動きに気を配り、相手の感情と交流する脳力です。接する相手が一人であれ、集団の中で大勢の人に接するときであれ、人とより良い関係を作っていくために基本的に必要な脳力です。この脳力は、今まで出てきた4つの脳力を基盤として成り立つものといえます。相手と接し、良好なコミュニケーションを築いていくには、次のことが前提になります。

まず、モニター脳力で自分の気持ちを客観的につかんでいることが必要です。自分の感情がどういう状態にあるのかを知ることなく、一方的な感情で相手に接しても、相手から受け入れられません。自分がその日、不愉快な目にあったからといって、知らずうちに不機嫌な態度をとることが時にはあるものですが、それは相手の人にはまったく関係のないことです。

また、コントロール脳力により、自分のマイナス感情をプラス感情に転換しておくことが必要です。「せっかくの集まりなのに大雨で参加者が少なくなってしまって・・・」と皆が愉快に思えない状態でも「しかし、こういう状態で今日集まった人たちとは、今後より親密になれますね」とプラス思考で明るく言えば、交流がいっそう進むものです。

モチベート脳力を発揮して、常に前向きの姿勢でいることは、人と交流していく上で非常に効果的です。誰でも後ろ向きで進歩がない人とはあえて接触したいとは思わないものです。

さらにラポール脳力で、相手がどういう感情の状態にあるのか、相手の立場を理解して接することにより、相手もこちらに対して心を開いて接してくれるようになります。

このような基本的な脳力を前提として、ソーシャル脳力は発揮されます。そして、ソーシャル脳力を発揮する最も基本的な第一歩は、「自分から挨拶する」ことです。これは、プライベートの場であろうと、仕事場の中であろうと、友人同士、家族の間でも最も重要なことです。また、相手が先輩であるか後輩であるかも関係ありません。

ソーシャル脳力のスタートは「自分から挨拶する」ことと理解してください。