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コントロール脳力

私たちの心の中には、常に「快」と「不快」の感情が入り交じっています。この「快」と「不快」の感情のバランスをとっていくのがコントロール脳力です。

悔しさや憎しみ、怒り、不安など自分の「不快の感情」を克服して行動していく脳力であり、そのためには"不快"の部分を"快"に変えていく必要があり、さらにその"快"の部分をいかに大きくしていけるかが大切です。コントロール脳力は、モニター脳力と密接に連動しており、高いコントロール脳力は、不快として把握した気持ちを「プラス思考」に変えていく機能をもっています。

先程のような仕事上での失敗でも、その原因を考えた結果、「自分はイヤな奴だ」「欠点だらけの人間だ」とか「なんだ、あの仕事ぶりは」「うちの連中はダメだなあ」「うちの技術は遅れている」などと思ってしまっている場合、これは「不快」の部分にあたりますが、これをマイナスの感情のままで置いておくことは、なんら進歩につながりません。このマイナス感情をプラス感情に変えていくのがコントロール脳力です。

「相手の苦情にカッとしたけれど、結局はスジを通したじゃないか。これは、長い目でみれば大事なことだ」と考えることができるし、「苦情にうまく対処できなかったけれど、その原因の大部分は、導入した商品に問題があった。自分は最善を尽くしたのだ」「商品の仕入れを改善していく良いチャンスだ」などと納得することもできます。

「苦情処理の失敗」という一つの結果からでも、このように次に向かっていろいろな考え方ができます。

もともと出来事には、良いところと悪いところが混在しています。出来事の良い点を見るように心掛けることです。そうすると結構たくさんあるものです。「なんだ、悪い状態だと思っていたけれど、こんなに良い点もたくさんあるじゃないか」という新しい発見ができます。自分が落ち込んだ状態のマイナス感情にあるとき、このような発見は、自分自身のマイナス感情をプラス感情へ転換していくのに大きく作用するものです。